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「美味しさ」の秘密は、イキイキと働く先輩社員たち!?

Hajimari~高校生ver.~のスタッフがお届けする特集記事。
今回注目したのは、三重県の総合食品メーカー、ヤマモリ株式会社

商品が作られていく様子を、入社2年目の先輩社員が働く姿を通してお届けします!
まずは、しょうゆ、つゆ・たれ、ラーメンスープなどを製造している桑名工場からスタート!

■いい味、ヤマモリ♪を支える「しょうゆ」のあれこれ

食卓でおなじみのしょうゆですが、実はたったの5つの原料でできています!
大豆小麦、食塩。なんと、これでもう4つですね。
最後の1つは「種麹(たねこうじ)」と呼ばれるもの。

この5つの原料を、手間暇かけて発酵・熟成
そして出来上がるのが「諸味(もろみ)」と呼ばれるしょうゆのもと。

もろみの段階ではドロドロとしてますが、
このもろみを絞る「圧搾(あっさく)」を行うことで、液体と固体に分離され、
液体部分がしょうゆに、残った個体部分は家畜の飼料になるそうです。

圧搾のために使っているこの機会、実は機械メーカーと共同して開発したヤマモリオリジナル!
あったらいいな」を生み出す精神は、味だけではなく、それを作る機械にも言えるみたい。

お次は、圧搾した醤油を加熱して殺菌、香りと色を整える火入れ(ひいれ)という工程です。
火を使うかと思いきや、今は蒸気で加熱するとのこと。

上の写真に写っている機器は「サイトグラス」と呼ばれるものです。
サイトグラスを通して火入れ・ろ過後の透明度色合いを見ています。
ベテランともなれば、これを見るだけで、しょうゆの品質状態がわかるそうです。

そして、火入れとろ過を終えたしょうゆは、
味や成分を整える「調整」という工程に入っていきます。

ここで活躍しているのは、四日市工業高校出身の松田さん。

調整では、醤油の状態を見ながらアルコールを足したり、
更に殺菌を行ったりします。

すでに調整作業をマスターしているという松田さんは、殺菌装置の操作もお手のもの。

取材当日に初めて行ったというめんつゆの調合も、
原料の投入から温度管理まで、初めてとは思えないほどテキパキとこなし、
同席いただいた上司の方も「本当に初めて?」と驚いていらっしゃいました。


しょうゆの品質を左右する工程を担当する松田さんは、
緊張感を持ちながら仕事を行っているそうですが、
その分やりがいを感じられていると話してくれました。

ちなみに、ヤマモリでは有名外食チェーン店に置かれているしょうゆを作っていたりもするので、
そのお店に行くと「これを自分が作っているんだな」と実感が湧くんだとか。

■「しょうゆ」から広がる味の数々

日本を代表する調味料だけあって、しょうゆの活躍の幅は本当に広い
めんつゆ、ラーメンスープ、焼きそばソースに、ヤマモリを代表する釜めしの素の味付け!
1つのしょうゆから、いろんな味が生まれていきます

ここで登場するのは、桑名工業高校出身の水谷さん

水谷さんは、出来上がったつゆなどを小袋につめる「充填(じゅうてん)」と、
ダンボールに詰めて出荷準備までを行う部門で活躍中。

主にリフトを使ってタンク交換をしたり、フィルム交換したりと、
フロアにある機械全体のオペレーションという幅広い役割を担います。

元々食べることが好きだという水谷さんは、
自分のように『食』を楽しむ人を増やしたい!」という想いで
ヤマモリへの入社を決めたそうです。

また、「消費者にはわからない食品製造の裏側も見てみたかった
と楽しそうに語ってくれました。

■舞台は松阪工場へ

そして舞台は変わり、レトルト食品を製造する松阪工場へ。

レトルト食品製造の始まりは原料の準備から。
とにかくスケールが大きい!

これ、全部玉ねぎ
こっちは全部、ニンジンです。

この原料たちを扱う現場で活躍している、相可高校出身の卜部(うらべ)さんにインタビュー!

卜部さんは、入社当初野菜のカット作業や選別作業を
行っていましたが、昨年末より新しく粉末原料の計量を担当しているとのこと。

一回でピッタリ計ることができた時には「おっ!」とテンションが上がるんだとか。

ヤマモリでは相可高校出身の先輩が多く活躍していることや、
先生からの勧めもあり、安心して入社しました。

そんな卜部さんのおすすめヤマモリ商品は、この「山菜五目釜めしの素」!

白ご飯が少し苦手だそうですが、この山菜五目釜めしを
初めて食べた時は夢中でお箸が進んだそうです。

そして、準備された原料は大きな釜で調理されていきます。

熱々の湯気で見えづらいですが、これはヤマモリの看板商品「釜めしの素」の具材です!

この調理の工程で活躍している
松阪商業高校出身の上野さんにもインタビューしました。

スケールが大きく、一度に調理する量も多い松阪工場ですが、
ほとんどの工程を機械化しているため、力に自信の無い方でも作業はラクラク。

大量の具材が入ったワゴンも、機械で持ち上げて調理釜に投入します。

上野さんは元々体を動かすことが大好きで、
動きながら作業することができるこの仕事にとてもやりがいを感じているそう。

そんな上野さんのおすすめのヤマモリ商品は「地鶏ごぼう釜めしの素」!

実際に自分で調理したこともあるんだとか。
自分の好きな商品に携われる。そんなとこも、食品メーカーの魅力ですね!

同じく調理の現場にてとびきりの笑顔で撮影に応じてくれたのは、
久居農林高校出身の前田さん

食に関わる仕事に就きたいと考えていた前田さんは、
ヤマモリが海外と繋がりを持つ点にも魅力を感じ、入社を決めたそう。

入社当初は複雑そうな機械を前に、
「出来るようになるのかな…」と不安に感じていたそうですが、
今では先輩に「落ち着いて作業できているね」を褒められるまでに成長しました。

そして、調理された製品は機械で袋へ「充填(じゅうてん)」されます。

この充填工程で活躍しているのは、明野高校出身の中田さん

主に、機械に異常が出た際の対処や、機械への袋のセット
他工程とのやり取りなどを担当されています。

土日休みで、自宅から通いやすいこともありヤマモリを選んだ中田さん。
今年の4月からは、久居農林高校出身の後輩もできました。

後輩ができたことで「自分がしっかりしないと」とプレッシャーに思うことも
あるそうですが、「仕事が楽しい!」と話してくれました。

そして、充填された製品は、
巨大なレトルト殺菌釜へ商品を自動で移し、高圧・高温をかけて殺菌します。

この殺菌工程を行うことで、常温で長期間保存が可能となります。

殺菌工程を終えた製品は、出荷前最後の工程である包装工程へ。

ここでも、活躍する先輩社員を発見!
久居農林高校出身の瀬戸さんは、先輩に見守られながら答えてくれました。

久居農林高校の食品コースを卒業した瀬戸さんは、
学校で学んだ知識を活かしたいと思い、ヤマモリに入社。

包材のセットから、出来た商品のチェックまで難なくこなす瀬戸さん。
10月からは、他のラインの習得に向けチャレンジしたいと話してくれました。

こうしてたくさんのバトンを繋ぎながら、様々な工程を経て完成する製品
印象的だったのは、2年目とは思えないほどテキパキと仕事をこなす頼もしい姿と、
仕事内容や「やりがい」について語ってくれる笑顔でした。

美味しさの秘密は、技術力の高さだけでなく、
ヤマモリという会社で働く人たち一人ひとりの魅力からできていたのだと感じました。

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