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イケド イン ワンダーランド!最高の品質を支える秘密
Hajimari~高校生ver.~のスタッフがお届けする特集記事。
今回注目したのは、稲沢市に本社工場を構える株式会社池戸製作所。
本社工場のエントランスをくぐると、迎えてくれたカメラ目線。
ギョ(魚)ウサンアルンヤの名前(Hajimariスタッフ命名)で迎えてくれるのは、熱帯魚の水槽でした。
人によって呼び方が違うので、たくさんの名前が存在するそうです。
ここ、製造メーカーの本社工場とは思えないオシャレな空間は、フランス人デザイナーによるもの。
垣根のない、自由な社風。
それでいて、常に最高の品質を追求する技術への挑戦。
池戸製作所を一言で表すとしたら、
カッコいい!
という言葉がふさわしいというのが、取材したスタッフの感想でした。
本社工場内にある食堂には、「休憩する」とは相反する「体を鍛えるジム器具」が置かれていました。
休憩時間なのに、走ったり、自転車をこいだりする人がちらほらいるそう。
景色で癒されたいなら、カウンター席から眺められるこの景色でゆっくりすることも。
製造業といえば油まみれで作業をするイメージが強いですが、池戸製作所は違いました。
快適な工場内で、油汚れとは無縁のクリーンな環境。
それでいて、高い技術力があるからこそ製造できる製品の数々。
たとえば、車の部品の中でも「保安部品」と呼ばれる部分。
カンタンに言えば、不具合を起こせば「命に関わる」事故に繋がる部品です。
ブレーキを踏んで、ブレーキがきかなかったら?
もしも、エンジンから火が噴いてしまったら?
考えるだけでぞっとしますが、そうならないための精密部品の数々。
その一助を、池戸製作所が担っています。
そしてこれは、完成品は誰もが見たことがある車の中のインテリア。
人の手による職人技で完成しているんです。
機械ではできない繊細な作業だからこそ、人の手によるハンドメイドで品質を保っています。
これ、機械を使って等間隔で手縫いしてるんです!
一方、機械だからこそできる品質管理も導入しています。
パッと見ただけではわからない、微妙に色の異なるパーツの数々。
人の目では判断できないからこそ、バーコード管理で間違いがないようにしています。
扱う機械が重い場合、男性のみが担当し、頼りがいの見せ所。
女性ならではの繊細な作業が必要な工程は、たくさんの女性が活躍していました。
いち早くグローバル人材の育成に取り組んできたらこそ、世界中の人材が活躍しています。
黒い帽子は、監督者。
彼はフィリピン人の班長。
他にも中国人やブラジル人の班長もいたりと、いろんな国の監督者がいるため、コミュニケーションもバッチリです。
そんな中、今年入社したばかりの入社半年の新入社員2人にインタビューできました。
■1人目:カラフル女子の西村さん(稲沢東高校卒)
入社初日、オレンジ色の髪の毛で出社して「褒められた」という逸話を持つ個性ある彼女。
入社半年とは思えない仕事ぶりは、職場でも評価されています。
1日400個ほどの製品の最終チェックを行ってます。
3~5個の不良品が発生するそうで、それを見極め、ストップするのが彼女の仕事。
彼女が見過ごしてしまえば、不良品が流れてしまうという重要な役割を、しっかりとこなしていました。
髪型・ピアス、自由な職場。
楽しそうに話す姿が印象的でした。
■2人目:イケメン段取りマンの川村さん(稲沢東高校卒)
当然ですが、モノを作りには、部品が必要になります。
彼の仕事は、その部品を工場のいたるところへ運ぶお仕事。
彼がいないと部品が届かず、製品を作ることができません。
大量の伝票を処理したり、必要な部品を必要な工程へ運んだりと大忙しでしたが、彼もまだ入社半年。
物覚えがよく、素直ないい子と褒められていました。
忙しい合間にもらった笑顔のショット。
彼もまた、楽しそうに仕事をしていました。
取材を通して強く印象に残ったのは、自由にカッコよく働く社員のみなさんと、その笑顔。
ひとり一人の個性を伸ばしつつ、丁寧なコミュニケーションで仕事を覚えやすい職場環境。
池戸製作所の技術力を支える魅力が、そこにあると感じた取材になりました。